船戸与一のぺぇじ
既読:47作品 平均点:2.574 評価順並び替え|並び替えなし
星の分布
伝説なき地
1.伝説なき地(船戸与一)評価 ★★★★★
読了日不明 は行
出版社講談社 発売日1988/6概要 南米左翼革命運動の闘士、鍛治志朗が麻薬密売組織から強奪した2000万ドルの隠し場所こそ、エリゾンド家の涸れた油田だった。そこには、マグダレナのマリアを中心とするコロンビア難民が共和国建設を唱えていた。マリアに受け入れられた鍛治ら二人の日本人と冷酷な新当主との殺戮劇が幕をあける。第42回日本推理作家協会賞長篇賞受賞。
猛き箱舟
2.猛き箱舟(船戸与一)評価 ★★★★★
読了日不明 は行
出版社集英社 発売日1987/4概要 あの「灰色熊」のような男になりたい。香坂正次は胸に野心を秘め、海外進出する日本企業の非合法活動を担うその男に近づいて行った。彼に認められた正次の前には、血と暴力の支配するアフリカの大地が開けた。その仕事は、砂漠の小さな鉱山を、敵の攻撃から守ることだった―人の世の地獄、野望と絶望を謳いあげた大ロマン。船戸与一の代表作。
砂のクロニクル
3.砂のクロニクル(船戸与一)評価 ★★★★★
読了日不明 は行
出版社毎日新聞社 発売日1991/11概要 民族の悲願、独立国家の樹立を求めて暗躍する中東の少数民族クルド。かつて共和国が成立した聖地マハバードに集結して武装蜂起を企む彼らだったが、直面する問題は武器の決定的な欠乏だった。クルドがその命運を託したのは謎の日本人“ハジ”。武器の密輪を生業とする男だ。“ハジ”は2万梃のカラシニコフAKMをホメイニ体制下のイランに無事運び込むことができるのか。山本周五郎賞受賞作。
夢は荒れ地を
4.夢は荒れ地を(船戸与一)評価 ★★★★
読了日2020.5.4 は行
出版社文藝春秋 発売日2003/6/15概要 暴力はどこまで許されるのか?我々日本人はあまりにアジアを知らなさすぎる。PKOで派遣されたカンボジアの地で現地除隊した元自衛隊員。彼がそこで夢見た"正義"とは…。著者待望のハードロマン。
山猫の夏
5.山猫の夏(船戸与一)評価 ★★★★
読了日不明 は行
出版社講談社 発売日1984/8概要 ブラジル東北部の町エクルウは、アンドラーデ家とビーステルフェルト家に支配されている。両家はことごとに対立反目し、殺し合いが絶えない。そんな怨念の町に「山猫」こと弓削一徳がふらりと現れた。山猫の動く所、たちまち血しぶきがあがる。謎の山猫の恐るべき正体はいつ明かされる?南米三部作第一弾。
三都物語
6.三都物語(船戸与一)評価 ★★★
読了日2020.5.11 は行
出版社新潮社 発売日2003/9/25概要 才能を買われ、彼らは異国のスタジアムに招かれた。世界を流離うコーチ・雪島裕司は、黒社会と関わっていた。奇跡的に復活した投手・金光洋昭は、ベトナム戦争の亡霊と遭遇した。アジアの超新星・劉東生は、知らず陰謀に呑み込まれていた。みな禁断の路地に足を踏み入れてしまったのだ。横浜、台中(台湾)、光州(韓国)。神なき三つの都に降る雨が、男たちの体を蝕んでゆく―。
事変の夜 満州国演義2
7.事変の夜 満州国演義2(船戸与一)評価 ★★★
読了日2022.1.23 は行
出版社新潮社 発売日2007/4/20概要 軍部の暴走をめぐり対立する太郎と三郎、流されるままに謀略馬賊として軍に協力することとなった次郎、自分の犯した罪のため上海に潜伏する四郎…四兄弟の苦悩をあざ笑うかのように満州、そして上海で戦火が炸裂する。四つの視点がつむぎだす満州クロニクル、「満州事変」を描く第二巻。
南冥の雫 満州国演義8
8.南冥の雫 満州国演義8(船戸与一)評価 ★★★
読了日2022.5.19 は行
出版社新潮社 発売日2013/12/20概要 追ってくるのは宿命か、自らの犯した罪の報いか―。昭和十七年。南方作戦の勝利に沸く満州に、米軍による本土襲撃の一報がもたらされる。次々と反撃の牙を剝く大国、真実を隠蔽する大本営、無意味な派閥争いに夢中の司令官たち…このまま皇国は破滅してしまうのか。敗戦の予感に人々が恐慌するなか、敷島次郎はあえて“死が約束された地”インパールへと向かう―。唯一無二の満州全史、いよいよ戦局は最悪の事態に。
夜のオデッセイア
9.夜のオデッセイア(船戸与一)評価 ★★★
読了日不明 は行
出版社徳間書店 発売日1997/12概要 パンチを食らい観客の罵声を浴びながらリングに転がる…八百長ボクシングが俺の仕事。トレーナーの野倉と大型ワゴン『オデッセイア』を駆ってアメリカ大陸を放浪中だ。イラン人に託された手紙を、ベトナム帰りの二人のプロレスラーとともにマイアミに届けるところから、モサド、CIA、マフィアたちによるパーレビ国王の隠し財宝をめぐる闘いに巻き込まれてしまった。巨大組織へ挑戦する大型冒険小説。
夜来香海峡
10.夜来香海峡(船戸与一)評価 ★★★
読了日2020.12.17 は行
出版社講談社 発売日2009/5/28概要 花嫁斡旋業・国際友好促進協会の蔵田雄介が中国旧満州の黒龍江省から仕入れ、山形の寒村に嫁がせた輸入花嫁・青鈴。日本の暴力団から中国の黒社会への資金二億円を持って遁走した。蔵田はやくざに脅され、花嫁を捜し北へ北へと向かう。怪死事件が相次ぎロシア・マフィアも蠢く闇の世界に引きずり込まれる蔵田。女は津軽海峡を渡り日本最北端の稚内へ逃げる―疲弊した地方に繰り広げられる、夢を追う花嫁と蒼然と死にゆく男たちの哀愁のバイオレンス。
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