くろかわひろゆき


著者略歴
愛媛県今治市生まれ。
大阪府羽曳野市在住(2014年現在)。
1949年3月4日 ~
ジャンル:ミステリ、警察小説、ノワール
二度のお別れ』(1984年)でデビュー。
『キャッツアイころがった』(1986年)で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。
カウント・プラン』(1996年)で第49回日本推理作家協会賞を受賞。
破門』(2014年)で第151回直木賞を受賞。
1949年、愛媛県今治市に生まれる。
6歳の頃に大阪に移り住んだため、「大阪人」を自認している。
京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。
妻は日本画家の黒川雅子。
「他に楽しみがない」と語るほどのギャンブル好きであり、
妻との馴れ初めも「行きつけの雀荘で出会って意気投合した」
というものである。
若い頃には阿佐田哲也に何かと世話を焼いてもらったという。
直木賞受賞の報も雀荘で受け、受賞会見で賞金の使い途を尋ねられると
「マカオに行こうと思ってます」と発言し、会場を沸かせた。
「エンターテイメントだからこそリアリティが必要」という考えから、
時間をかけて入念な取材を行う。
「1時間に原稿用紙1枚しか書けない」と自認する遅筆もあって、
作品の刊行ペースはあまり速くない。
一方で取材そのものは好きではなく、
作品で大阪弁を多用するのも「これしか書けないから」としている。


出版物(年代順)
  1. 二度のお別れ』文藝春秋 1984年 のち文春文庫、創元推理文庫、角川文庫
  2. 『雨に殺せば』文藝春秋 1985年 のち文春文庫、創元推理文庫、角川文庫
  3. 暗闇のセレナーデ』徳間書店 1985年 のち徳間文庫、創元推理文庫
  4. 『キャッツアイころがった』文藝春秋 1986年 のち文春文庫、創元推理文庫
  5. 『海の稜線』講談社 1987年 のち講談社文庫、創元推理文庫、角川文庫
  6. 『八号古墳に消えて』文藝春秋 1988年 のち創元推理文庫
  7. 『切断』新潮社 1989年 のち新潮文庫、創元推理文庫、角川文庫
  8. 『ドアの向こうに』講談社 1989年 のち講談社文庫、創元推理文庫、角川文庫
  9. 絵が殺した』徳間書店 1990年 のち徳間文庫、創元推理文庫
  10. 『アニーの冷たい朝』講談社 1990年 のち講談社文庫、創元推理文庫、角川文庫
  11. 『てとろどときしん』講談社 1991年 のち講談社文庫、角川文庫
  12. 大博打』日本経済新聞社 1991年 のち新潮文庫
  13. 『封印』文藝春秋 1992年 のち文春文庫
  14. 迅雷』双葉社 1995年 のち双葉社文庫、文春文庫
  15. カウント・プラン』文藝春秋 1996年 のち文春文庫
  16. 疫病神』新潮社 1997年 のち新潮文庫、角川文庫
  17. 『麻雀放蕩記』(改題)『ぎゃんぶる考現学 麻雀放蕩記』双葉社 1997年 のち双葉社文庫、徳間文庫、ポプラ文庫
  18. 『よめはんの人類学』(改題)『大阪ばかぼんど 夫婦萬歳』ブレーンセンター 1998年
  19. 燻り』講談社 1998年 のち講談社文庫、角川文庫
  20. 文福茶釜』文藝春秋 1999年 のち文春文庫
  21. 国境』講談社 2001年 のち講談社文庫、文春文庫
  22. 左手首』新潮社 2002年 のち新潮文庫
  23. 蒼煌』文藝春秋 2004年 のち文春文庫
  24. 暗礁』幻冬舎 2005年 のち幻冬舎文庫
  25. 悪果』角川書店 2007年 のち角川文庫
  26. 『ハードボイルド作家のぐうたら日記 大阪ばかぼんど』幻冬舎 2008年 のち幻冬舎文庫
  27. 蜘蛛の糸』光文社 2008年 のち光文社文庫
  28. 煙霞』文藝春秋 2009年 のち文春文庫
  29. 螻蛄』新潮社 2009年 のち新潮文庫、角川文庫
  30. 繚乱』毎日新聞社 2012年 のち角川文庫
  31. 落英』幻冬舎 2013年 のち幻冬舎文庫
  32. 離れ折紙』文藝春秋 2013年 のち文春文庫
  33. 破門』新潮社 2014年 のち角川文庫
  34. 後妻業』文藝春秋 2014年 のち文春文庫
  35. 勁草』徳間書店 2015年 のち徳間文庫
  36. 喧嘩』角川書店 2016年 のち角川文庫
  37. 果鋭』幻冬舎 2017年 のち幻冬舎文庫
  38. 泥濘』文藝春秋 2018年
  39. 『桃源』集英社 2019年
  40. 『騙る』文藝春秋 2020年
代表作
  1. 疫病神
  2. 悪果
  3. 破門
個人的におすすめな作品
  1. 国境
エッセイ
  1. 『よめはんの人類学』(改題)『大阪ばかぼんど 夫婦萬歳』
  2. 『麻雀放蕩記』(改題)『ぎゃんぶる考現学 麻雀放蕩記』
  3. 『大阪ばかぼんど ハードボイルド作家のぐうたら日記』
シリーズ物
大阪府警シリーズ
  1. 二度のお別れ
  2. 『雨に殺せば』
  3. 『海の稜線』
  4. 『八号古墳に消えて』
  5. 『切断』
  6. 『ドアの向こうに』
  7. 絵が殺した
  8. 『アニーの冷たい朝』
  9. 『てとろどときしん』
疫病神シリーズ
  1. 疫病神
  2. 国境
  3. 暗礁
  4. 螻蛄
  5. 破門
  6. 喧嘩
  7. 泥濘
堀内・伊達シリーズ
  1. 悪果
  2. 繚乱
  3. 果鋭

テレビドラマ
NHK
  • 銀河テレビ小説
    • 二度のお別れ(1985年3月4日 - 3月22日、全15話、主演:もんたよしのり)
    • 暗闇のセレナーデ(1985年9月9日 - 10月4日、全20話、主演:原田美枝子)
ABCテレビ系
  • サントリーミステリースペシャル
    • 猫目石ころがった(1986年11月28日、主演:古谷一行、原作:『キャッツアイころがった』)
テレビ朝日系
  • 土曜ワイド劇場
    • 幻の船連続殺人(1988年3月19日、主演:三浦友和、原作:『海の稜線』)
    • 古代舞の女(1988年6月18日、主演:古谷一行、原作:『八号古墳に消えて』)
    • 京おとこ京おんな連続怪死事件(1991年4月20日、主演:坂口良子、原作:『ドアの向こうに』)
テレビ東京系
  • 水曜ミステリー9
    • 警視庁黒豆コンビ(主演:大地康雄)
      • 二度のお別れ~夫の命は一億円(2005年7月10日)
      • 蒼い霧(2006年1月29日、原作:『八号古墳に消えて』)
      • 海に消えた欲望(2007年2月4日、原作:『海の稜線』)
      • 虚飾の塔・覗かれたセレブ妻の秘密(2007年10月7日、原作:『帰り道は遠かった』)
  • 女と愛とミステリー・水曜ミステリー9
    • 刑事吉永誠一 涙の事件簿(主演:船越英一郎)
      • 絵が殺した女(2004年5月26日、原作:『絵が殺した』)
      • 帰れない遺骨(2004年12月15日、原作:『ドアの向こうに』)
      • 一億円の幸せ(2005年11月16日、原作:『雨に殺せば』)
      • いちばん大切な死体(2006年8月9日、原作:『暗闇のセレナーデ』)
      • 約束の指切り(2007年1月24日、原作:『切断』)
      • 黒い白髪(2007年8月22日、原作:『黒い白髪』)
      • 不幸を呼ぶ宝石(2008年10月1日、原作:『キャッツアイころがった』)
      • 虹が消えた交差点(2011年10月12日、原作:『アニーの冷たい朝』)
      • 迷い骨(2012年6月20日、原作:『迷い骨』)
      • 沈黙の宴(2012年10月17日、原作:『てとろどときしん』)
      • 赤い遺産(2013年4月3日、原作:『爪の垢、赤い』)
      • 親しい敵(2013年10月2日、原作:『うろこ落し』)
  • 金曜8時のドラマ
    • 刑事吉永誠一 涙の事件簿(主演:船越英一郎)
      • season1(2013年10月11日 - 12月13日、全9話)
      • season2(2014年10月17日 - 12月12日、全9話)
BSスカパー!
  • 破門(2015年1月9日 - 3月6日、全8話、主演:北村一輝・濱田岳)
  • 螻蛄(2016年2月19日 - 3月18日、全5話、主演:北村一輝・濱田岳) - 黒川も喫茶店のマスター役で出演
WOWOW
  • 煙霞 〜Gold Rush〜(2015年7月18日 - 8月8日、全4話、主演:森山未來)
関西テレビ
  • 後妻業(2019年1月22日 - 3月19日、全9話、主演:木村佳乃) - 黒川も出演
映画
  • 迅雷 組長の身代金(1996年6月22日公開、配給:東映ビデオ、監督:高橋伴明、主演:仲村トオル)
  • WiLd LIFe jump into the dark(1997年4月5日公開、配給:ビターズ・エンド、監督:青山真治、主演:豊原功補、原作:『封印』)
  • 後妻業の女(2016年8月27日公開、配給:東宝、監督:鶴橋康夫、主演:大竹しのぶ)- 自身も親族役で出演
  • 破門 ふたりのヤクビョーガミ(2017年1月28日公開、配給:松竹、監督:小林聖太郎、主演:佐々木蔵之介・横山裕)
  • 文福茶釜(2018年10月20日公開、配給:KATSU-do、監督:大畑拓也、主演:駿河太郎)
受賞歴
赤字が受賞したもの
  • 1983年『二度のお別れ』で第1回サントリーミステリー大賞佳作
  • 1984年『雨に殺せば』で第2回サントリーミステリー大賞佳作
  • 1986年『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞受賞
  • 1988年『河豚の記憶』で第41回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)候補
  • 1992年『封印』で第14回吉川英治文学新人賞候補
  • 1996年『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)受賞
  • 1996年『カウント・プラン』で第116回直木三十五賞候補
  • 1997年『疫病神』で第19回吉川英治文学新人賞候補、第117回直木三十五賞候補
  • 1999年『文福茶釜』で第121回直木三十五賞候補
  • 2001年『国境』で第126回直木三十五賞候補
  • 2007年『悪果』で第138回直木三十五賞候補
  • 2014年『破門』で第151回直木三十五賞受賞
  • 2020年 第24回日本ミステリー文学大賞受賞
ミステリ・ランキング
  1. 週刊文春ミステリーベスト10
    • 1986年 - 『キャッツアイころがった』3位
    • 1999年 - 『文福茶釜』27位
    • 2001年 - 『国境』12位
  2. このミステリーがすごい!