文藝春秋のぺぇじ
既読:18作品 平均点:3.167 評価順並び替え|並び替えなし
星の分布
後妻業
11.後妻業(黒川博行)評価 ★★★
読了日2020.2.4 か行
出版社文藝春秋 発売日2014/8/30概要 「色で老人を喰う」裏稼業を描く戦慄の犯罪小説。妻に先立たれた後期高齢者の耕造は、六十九歳の小夜子と同居しはじめるが、夏の暑い日に脳梗塞で倒れ、一命を取り留めるも重体に陥る。だか、裏で小夜子は結婚相談所を経営する前科持ちの男、柏木と結託していた。病院へ駆けつけた、耕造の娘である尚子、朋美は、小夜子の本性を次第に知ることとなる―。結婚相談所の男と、結婚したパートナーと死別を繰り返す女につきまとう黒い疑惑。恐るべき"後妻業"の手口と実態。
泥濘
12.泥濘(黒川博行)評価 ★★
読了日2020.1.22 か行
出版社文藝春秋 発売日2018/6/30概要 老人ホームにオレオレ詐欺。老人を食い物にする警察官OBグループのシノギを、二蝶会への復帰が叶った桑原と二宮の疫病神コンビはマトにかける。しかし二宮は拉致され桑原は銃撃を受け心肺停止に。予測不能なドンデン返しにつぐドンデン返し。絶体絶命の二人を待つ運命は?
煙霞
13.煙霞(黒川博行)評価 ★★★★
読了日2016.2.22 か行
出版社文藝春秋 発売日2009/1/30概要 大阪の私立晴峰女子高校では、理事長の酒井が学校法人を私物化していた。美術講師の熊谷と音楽教諭の菜穂子は、酒井に不正の証拠をつきつけ、理事長退任と教員の身分保障を求める計画に同僚から誘われる。交渉は成功したかに見えたが、その後酒井と愛人が失踪。ふたりの行方を追った熊谷と菜穂子は、交渉を隠れ蓑にした理事長の財産強奪計画に巻き込まれていく―。悪党たちが駆け回るノンストップ騙しあい小説。
カウント・プラン
14.カウント・プラン(黒川博行)評価 ★★★
読了日不明 か行
出版社文藝春秋 発売日1996/11概要 眼に入った物をかぞえずにいられない計算症の青年や、隣人のゴミに異常な関心を持つ男など、現代社会が生み出しつづけるアブナイ性癖の人達。その密かな執着がいつしか妄念に変わる時、事件は起きる…。日本推理作家協会賞受賞(短編部門)の表題作をはじめ、時代を見通す作者の眼力が冴える新犯罪ミステリ五作品を収録。
蒼煌
15.蒼煌(黒川博行)評価 ★★★
読了日不明 か行
出版社文藝春秋 発売日2004/11概要 次期補充選挙で芸術院会員の座を狙う日本画家の室生晃人は、対抗馬の稲山健児とともに、現会員らへの接待攻勢に打って出る。師のために奔走する中堅画家や、振り回される家族たち…。絵に魅入られ、美の世界に足を踏み入れながら、名誉のためには手段を選ばない派閥抗争の巣と化した伏魔殿―。美術界の清と濁、画壇の現実に迫った問題作。
文福茶釜
16.文福茶釜(黒川博行)評価 ★★★★★
読了日不明 か行
出版社文藝春秋 発売日1999/5概要 痛快、古美術ミステリーの傑作登場!古美術でひと儲けをたくらむ男たちの騙しあいに容赦はない。入札目録の図版さしかえ、水墨画を薄く剥いで二枚にする相剥本、ブロンズ彫像の分割線のチェック、あらゆる手段を用いて贋作づくりに励む男たちの姿は、ある種感動的ともいえる。はたして「茶釜」に狸の足は生えるのか?
夢は荒れ地を
17.夢は荒れ地を(船戸与一)評価 ★★★★
読了日2020.5.4 は行
出版社文藝春秋 発売日2003/6/15概要 暴力はどこまで許されるのか?我々日本人はあまりにアジアを知らなさすぎる。PKOで派遣されたカンボジアの地で現地除隊した元自衛隊員。彼がそこで夢見た"正義"とは…。著者待望のハードロマン。
新宿・夏の死
18.新宿・夏の死(船戸与一)評価 ★★
読了日不明 は行
出版社文藝春秋 発売日2001/5概要 バブル崩壊後の日本の閉塞と混沌を象徴する街・新宿。ヤクザ・おかま・ホームレス・高利貸し・婦人警官…。暑い夏、街でうごめく人間たちが格闘する苛酷な現実と、やがて直面する未来は?街と時代の不条理、そして人間の暗い情念をあわせ描いた直木賞受賞後第一作。「夏の黄昏」「夏の渦」ほか傑作中篇を八本収録。
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