船戸与一のぺぇじ

既読:23作品   平均点:2.574  評価順並び替え|並び替えなし

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夜来香海峡

11.夜来香海峡(船戸与一)評価 ★★★

読了日2020.12.17 は行

出版社講談社  発売日2009/5/28
概要  花嫁斡旋業・国際友好促進協会の蔵田雄介が中国旧満州の黒龍江省から仕入れ、山形の寒村に嫁がせた輸入花嫁・青鈴。日本の暴力団から中国の黒社会への資金二億円を持って遁走した。蔵田はやくざに脅され、花嫁を捜し北へ北へと向かう。怪死事件が相次ぎロシア・マフィアも蠢く闇の世界に引きずり込まれる蔵田。女は津軽海峡を渡り日本最北端の稚内へ逃げる―疲弊した地方に繰り広げられる、夢を追う花嫁と蒼然と死にゆく男たちの哀愁のバイオレンス。
#冒険小説 #ハードボイルド 
降臨の群れ

12.降臨の群れ(船戸与一)評価 ★★★

読了日2020.12.3 は行

出版社集英社  発売日2004/6/30
概要  アジアの火薬庫、インドネシア、アンボン島。イスラム教徒とキリスト教徒の血の抗争。ここには、神の数だけ、正義がある!1999年1月、マルク州の州都アンボンで、イスラム教徒とキリスト教徒の殺し合いがはじまった。インドネシア最大のイスラム過激派組織ラスカル・ジハードの参戦や、アメリカのアフガニスタン空爆により抗争は拡大、より凄惨なものとなる。そんな状況下、一介の技術者だった笹沢浩平は、インドネシア陸軍情報部の策略にはめられ、烈しい憎悪と殺戮の渦に呑み込まれてゆく…。
#冒険小説 #海外 #熱いアクション 
蝕みの果実

13.蝕みの果実(船戸与一)評価 ★★★

読了日2020.6.28 は行

出版社講談社  発売日1996/10/11
概要  セミ・ファイナルに名を借りた"私刑"の開始ゴングは鳴った。だが、負け犬にも魂がある…。アメリカ・スポーツ社会の片隅で孤高の闘いを続ける日本人たち。彼らの壮絶な生き方と苦悩をダイナミックに描くハードボイルド小説集。冒険小説の第一人者が10年間の日米関係の変遷をも浮き彫りにする渾身の7篇。
#ハードボイルド #短編集 #海外 
三都物語

14.三都物語(船戸与一)評価 ★★★

読了日2020.5.11 は行

出版社新潮社  発売日2003/9/25
概要  才能を買われ、彼らは異国のスタジアムに招かれた。世界を流離うコーチ・雪島裕司は、黒社会と関わっていた。奇跡的に復活した投手・金光洋昭は、ベトナム戦争の亡霊と遭遇した。アジアの超新星・劉東生は、知らず陰謀に呑み込まれていた。みな禁断の路地に足を踏み入れてしまったのだ。横浜、台中(台湾)、光州(韓国)。神なき三つの都に降る雨が、男たちの体を蝕んでゆく―。
#ハードボイルド #海外 
群狼の島

15.群狼の島(船戸与一)評価 ★★★

読了日不明 は行

出版社徳間書店  発売日1992/4
概要  マグロ運搬船二等航海士のオレは、吹石船長と出かけたマダガスカルの賭場で殺人事件に巻き込まれ、追われる身となった。道連れは騒動の張本人の仏人パルナス。飛び込んだ華僑・蒙中虎の館で、オレたちは海賊と手を組んで、マ島北部にあるソ連軍基地の爆破を依頼された。しかも海賊の首領は、5年前、公安やセクトから追われていたのを逃がしてやった鷲沢剛介だという。謀略と復讐の血しぶく長篇冒険傑作。読後感が爽快。
#冒険小説 #海外 #読後感が良い 
神話の果て

16.神話の果て(船戸与一)評価 ★★★

読了日不明 は行

出版社講談社  発売日1995/11/7
概要  アメリカの巨大鉱業会社から、ペルーの山岳ゲリラの首領抹殺の仕事を依頼された破壊工作員・志度正平は、首都リマに到着、二人のインディオと共にゲリラの進発地チャカラコ渓谷に向かう。四千メートルを超すアンデスの山々を越え、ゲリラの基地に潜入した志度を待つ過酷な運命とは。南米三部作第二弾。
#冒険小説 #海外 #熱いアクション 
緋色の時代

17.緋色の時代(船戸与一)評価 ★★★

読了日不明 は行

出版社小学館  発売日2001/12
概要  マフィア化したアフガン帰還兵たちが繰り広げる大抗争。船戸小説史上、最大の流血劇を描く混沌の叙事詩。「すべてはアフガンから始まった」。ビンラディンやアルカイダ、タリバン、パンジシール渓谷、ジャララバードという固有名詞で始まるこの長編作品は、2か月にわたるロシア辺境取材を敢行し描かれた。アフガン帰還兵がマフィア化し、社会秩序が液状化するロシア社会を活写する、まさに現在の世界テロ戦争の後の社会を予言した作品である。死者800人という、船戸小説史上、最大の殺戮劇を、異様な迫力で描いたハードボイルド。
#冒険小説 #海外 #熱いアクション 
祖国よ友よ

18.祖国よ友よ(船戸与一)評価 ★★★

読了日不明 は行

出版社双葉社  発売日1980/10
概要  フランス外人部隊の勇猛さを祝うカメロン記念日の夜、東洋人伍長ナンジョウは、同じ隊のフォリス軍曹に発砲し逃走した。かつてナンジョウに命を助けられた〈おれ〉は、上官ランジェ少佐から秘かに彼を射殺せよと命令され、そのあとを追うが…。何故フォリスは殺され、ナンジョウは軍法会議にもかけられず抹殺されようとしたか。単純な上官殺しとみえた事件の裏に、どす黒い欲望の渦が…。男の友情を描く表題作他3編を収録したハード・ボイルド傑作集。
#冒険小説 #短編集 #熱いアクション 
虹の谷の五月

19.虹の谷の五月(船戸与一)評価 ★★★

読了日不明 は行

出版社集英社  発売日2000/5/26
概要  旧ソ連崩壊後の第三世界。混迷の度合いを深める東南アジア。あらゆる価値観の見直しを求められる21世紀の冒険小説の指標を、少年の成長物語に託して巨匠がおくる冒険小説巨編、1300枚!直木賞受賞作。
#文学賞受賞 #冒険小説 #ハードボイルド 
緑の底の底

20.緑の底の底(船戸与一)評価 ★★★

読了日不明 は行

出版社中央公論社  発売日1989/10
概要  日系2世の青年が主人公。人類文化学者である叔父の調査隊に通訳として参加する。調査隊の目的は、ベネズエラとコロンビアの国境付近のジャングル深く(ここが緑の底の底というわけ)にいると噂される“白いインディオ”の探査。が、単なる学術探査で終わるわけも無く、欲、憎しみ、思惑が交錯し、血が流れる。
#冒険小説 #面白い #読みやすい 






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