名をこそ惜しめ
書名 | 名をこそ惜しめ |
作者 | 津本陽 |
出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2005/10/25 |
単行本 | 400ページ |
[本の紹介](「BOOK」データベースより)
硫黄島の闘いに身を挺した兵士たちは、想像もし尽くせない極限状況にいた。 未曾有の激戦地。戦力はるかに劣る日本兵が米軍に大打撃を与え得たのはなぜか。 本書は生き残った日本軍の兵士の証言を元に構成されており、少ない火力、欠乏している水や食料、過酷な環境の中で如何にして戦い抜いたか書かれている。 戦後六十年、津本陽がいまこそ問う日本人の本質。渾身の戦記。
[評価]:★★★★★
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更新情報
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評価 | ★★★★★ |
感想 | 最高! |
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各年のbest5
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2020年個人的1位
グリード
真山仁: 著
講談社: 刊
「ハゲタカ」シリーズ第四弾。リーマンショックという現実のメガクライシスを描いた小説は初めて読んだ。買収の本場アメリカで暴れまわる鷲津の活躍は面白く読めた。
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2020年個人的2位
1973年のピンボール
村上春樹: 著
講談社: 刊
80年代の文学を拓き現在も斯界に名を馳せる村上春樹の青春3部作のうちの2作目。1作目に比べるとずいぶんとしっかりした文章になっていると思った。「僕」と「鼠」のその後については次作を読まねばならないが。
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2020年個人的3位
タックスヘイヴン
橘玲: 著
幻冬舎: 刊
日本、そしてシンガポールをまたにかけた国際金融情報小説。東南アジアでもっとも成功した金融マネージャーの死と共に消えた1000億を追ううち見え隠れする政治家とヤクザ、仕手株集団、といった闇の勢力…。
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2020年個人的4位
離れ折紙
黒川博行: 著
文藝春秋: 刊
黒川氏の「かくし芸」でもある古美術モノ。同じようなテーマの「文福茶釜」、「蒼煌」もおススメ。作中に出てくる「桃燕堂如斎」といったような絵師等は架空の人物だが、モデルとなった人はいるらしい。
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2020年個人的5位
蝉しぐれ
藤沢周平: 著
文藝春秋: 刊
藤沢作品ではなじみの深い海坂藩で、一人の少年藩士が大人になるまでの淡い恋・友人達との成長・苦労・政争等様々な要素を豊かな文章力で描き出した作品。「良い本に巡りあえた」と素直に思える一冊。
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